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猫の優れた聴覚の不思議と秘密

 猫たちの優れた感覚器官のなかでも、とくに優秀な能力を持つといわれている猫の耳。このページでは、猫の聴覚の不思議と秘密についてご紹介しています。

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猫の耳は高音域に敏感

 遠い昔、ミアキスという肉食哺乳動物の祖先から進化してきた猫の感覚器官は、私たち人間よりもはるかに優れているところがたくさんあります。その中でも、もっとも優れているといわれているのが猫の聴覚能力です。

猫の写真

 猫の耳は、とくに高音域を聞き取る能力に優れていて、その可聴音域は30ヘルツ〜60キロヘルツといわれ、人間の可聴音域である、およそ20ヘルツ〜20キロヘルツと比べて高音域がかなり高いことがわかります。

 この高音域を聞き取ることができる優れた耳のおかげで猫たちは、人間では聞き分けることも聞き取ることもできない高周波や超音波を聞き分けることができるのですね。


猫の耳はネズミの捕獲のために進化した

 では、なぜ猫たちはこんなにも高い音域の音を聞き取る能力を発達させてきたのでしょう?

 それは猫たちが夜間の待ち伏せを得意とする狩猟動物であるということと深いつながりがあります。なぜなら、こうした高音域は猫たちのいちばんの食料となるネズミの発する鳴き声の音域だから。

 猫は暗闇で活動するネズミのかすかな鳴き声を聞き取り、ネズミに気づかれないように待ち伏せて狩りをします。猫たちが生きていくためには確実に獲物を仕留めなければなりません。そのためは、こうした暗闇で待ち伏せる狩猟スタイルをさらに完璧にする必要があります。

 つまり、暗闇でネズミの存在を正確に察知して捕獲するためには、ネズミの発する高音域を鳴き声を聞き取る聴覚能力がどうしても必要だったということですね。


猫の両耳に備わった20以上もの筋肉

 猫の優れた聴覚能力を支えているのは、可聴音域の高さだけではありません。猫の耳を観察すると、いろいろな方向に動くのがわかりますね。それも左右別々に、音のする方向へ自由自在に動かしています。

 この耳の動きを可能にしているのは、猫の両耳に備わった20以上もの筋肉です。この耳の筋肉を細かくコントロールして、音のする方向へ耳を動かし、遠くから聞こえてくるかすかな音も確実に聴きとって、音のする位置や方向を正確に把握しているのです。


猫は足にも耳がある!?

 また、猫には頭に付いている耳だけでなく、足にも耳がついています。といっても耳の形をしているわけでありません。それはどこか?

 それは、足の肉球(正しくは「蹠球=しょきゅう」といいます)や、手根部(肉球のすぐそばの、人間で言えば手首や足首にあたる辺りにある手根球と呼ばれる肉球の周辺)に生えている被毛です。この辺りの被毛も音を感知するセンサーの役割をしているといわれています。

 出典及び参考書籍

 「新・子ネコの育て方百科」(誠文堂新光社・桑原久美子著)/「かわいい猫との暮らし方・しつけ方」(誠美堂出版・監修小島正記)/「0才からのしあわせな子猫の育て方」(大泉書店・服部幸・監修)/「はじめての猫飼い方育て方」(学研パブリッシング・石野孝・監修)ほか

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