猫が爪とぎをする目的と心理


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 とくに猫好きでなくても、猫がガリガリと爪とぎをしている様子をご覧になったことがきっとあると思います。

 この猫の爪とぎにはどんな意味があるのでしょう。どんな目的で猫たちは爪をといでいるのでしょう。このページでは、猫が爪とぎをする目的と心理についてご紹介しています。

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猫の画像猫が爪とぎをする目的と心理

猫が爪とぎをするのは野生時代の名残り(本能)

 猫が爪とぎをするのは、爪を鋭くするためと、マーキングストレス解消のためのスクラッチの3つの理由があると考えられています。


獲物を仕留める武器の手入れとしての爪とぎ

 現代の家で飼われている猫たちは、ほとんど狩りをする必要がなくなりましたが、野生時代の猫たちは、狩りをすることで自分の食べる食料を手に入れていました。その頃の猫たちは、より確実に獲物を捕らえるために、獲物を仕留める武器の手入れとして爪をといでいたのです。

 猫の爪は一見すると、ひとつの塊のようにも見えますが、実は薄い爪が何層にも重なった構造になっています。この薄い爪の層を爪とぎではがすことによって、新しい爪を表面に出し、つねに鋭い爪にしていたのです。こうした野生時代の習性の名残りは、今も本能として現代の家猫にも受け継がれています。

 こうした爪とぎの本能的行動は、同じネコ科のヒョウなどにも見ることができます。狩猟によって生きるネコ科の動物に備わった本能。獲物を確実に捕らえられるよう、つねに新しい鋭い爪にしておくための武器の手入れ、それが爪とぎなのです。


なわばりを主張するためのマーキングとしての爪とぎ

 猫の爪とぎには、武器の手入れとしての目的のほかに、なわばりを主張するためのマーキングという意味もあります。

 動物たちの多くは、自分の領域としている特定の場所に、自分のオシッコや体のにおいをつけて、なわばりを主張します。こうした行動をマーキングと呼びますが、猫も同じように、自分のなわばりにマーキングをします。

 猫の爪とぎは、こうしたマーキングの一種で、猫の足の裏にある臭腺という器官から出る自分だけのにおいを爪とぎで壁や木にこすりつけて、「ここは自分のなわばりだぞ」と主張しているのです。

 さらに、猫の爪とぎには、ストレスを発散させる目的もあると考えられています。壁や木をガリガリすること自体が、猫たちの楽しみのひとつで、イライラや欲求不満を解消する心理的効果もあるのかもしれませんね。


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 出典及び参考書籍

 「新・子ネコの育て方百科」(誠文堂新光社・桑原久美子著)/「かわいい猫との暮らし方・しつけ方」(誠美堂出版・監修小島正記)/「0才からのしあわせな子猫の育て方」(大泉書店・服部幸・監修)/「はじめての猫飼い方育て方」(学研パブリッシング・石野孝・監修)ほか


  

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