日本猫(和猫)の起源はいつ?


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 ●このページでは、かつてはごくふつうに身近にいた日本固有の猫として知られている日本猫(和猫)の起源についてご紹介しています。

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日本猫(和猫)の起源はいつ?

古代の日本にも猫はいた

 考古学に詳しい方なら、ご存知かもしれませんが、今からおよそ5000年〜6000年前の縄文時代の頃の貝塚(かいづか)から、猫に良く似た動物の骨がいくつか出土しています。このことからもわかるように、古代の日本にも、ネコ科の野生動物が住み着いていたことは、ほぼまちがいないと考えられています。

 ちなみに、貝塚というのは、「人が食した貝の殻が堆積したもの。全世界に分布するが、日本の縄文時代のものが数も多く、内容も豊か。土器・石器とともに各種の自然遺物が混じり、生活や環境復元資料として重要」な遺跡のことを言います。(出典および引用:広辞苑第五版)


和猫(日本猫)の祖先は中国からやってきた

 ただ、後に和猫日本猫と呼ばれるようになる日本の在来種の猫は、こうしたネコ科の野生動物を飼い慣らしたものというわけではなく、仏教伝来の年とされる552年頃から奈良時代にかけて、中国からもたらされる数多くの仏教経典をネズミの食害から守るために船に乗せられていた猫たちが、日本に住み着いものというのが通説となっています。(出典:広辞苑第五版ほか)つまり日本猫(和猫)の先祖は、ネズミから仏教経典を守るボディーガードとして中国からやってきたということですね。

 ちなみに、中国へ仏教をもたらした玄奨三蔵法師も、インドから経典を運ぶ際に、やはりネズミの食害対策としてインドから猫を連れていったのだそうです。


和猫(日本猫)の祖先は唐猫(からねこ)と呼ばれた特別な存在

 中国(唐)から日本につれてこられた猫たちは、平安中期の源氏物語の若菜(上)にも、「からねこのいと小さくをかしげなるを……」という記述があるように、「唐猫(からねこ)」と呼ばれ、後の江戸時代、五代将軍綱吉の「生類憐みの令」までの1000年以上もの長い間、上流階級の宮廷の奥でのみ飼うことを許された、特別な存在だったようです。


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 出典及び参考書籍

 「新・子ネコの育て方百科」(誠文堂新光社・桑原久美子著)/「かわいい猫との暮らし方・しつけ方」(誠美堂出版・監修小島正記)/「0才からのしあわせな子猫の育て方」(大泉書店・服部幸・監修)/「はじめての猫飼い方育て方」(学研パブリッシング・石野孝・監修)ほか


  

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